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LAN 接続のできる起動フロッピーの作り方

(新規作成2002/07/20-21,更新2002/07/28,最終更新2004/05/02[赤や緑の文字で記載した部分と,リンク先などの更新])

 私は Let's note(CF-S21)を愛用していますが,これには標準ではCD-ROMドライブが付いていません。
 OSの再インストールをしたいのですが,しかしそれだけのためにCD-ROMドライブを買うのはイヤでした。
 そこで,フロッピーでMS-DOSを起動して,そこからネットワーク経由でデスクトップパソコンのCD-ROMドライブを利用して再セットアップができれば,と考え,参考になるサイトもあったので,そのようなフロッピーの作成をしました。

 こういうのがあれば,OSの再インストールのほか,次のようなときにも使えそうです。

  1. Windowsシステムのバックアップ
  2. Windowsシステムが壊れたときのファイルの救出

 以下の説明は,Windows98がインストールされたLet's note(CF-S21)を使ってそのようなフロッピーを作るための方法です。

[目次]

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やるべきこと

フロッピーだけでネットワーク接続

 Let's note(CF-S21)にはLANアダプタが内蔵されていません。その代わり,PCカードスロットが2つ付いています。したがって,LANに接続するには PCMCIAカード型のLANカードを使用します。
 ハードディスクにインストールされたOSをいっさい使わずに,LANカードでネットワーク接続したいわけですから,作成するフロッピーは,次のことができるものでなければなりません。

 2つめの「PCMCIAサービスの起動」について一言説明しておきます。
 PCカードを使うには,そのカードのDOS用ドライバをインストールすればいいかと思っていたのですが,それだけではないようです。それ以前に,PCカードコントローラ(ハードウェア)との間をとりもってくれるプログラムが必要なのでした。これがないと,OSがPCカードスロットを認識しないのでどんなカードも使えない,ということらしいです。
 それのことを,ここでは便宜的にPCMCIAサービスと呼びました。
 正確なことをお知りになりたい方は,高安延匡さんのサイトにある以下の解説をお読みください。私はこの解説のおかげで上記のようなことがわかりました。

作成手順

 このようなフロッピーを作るためには,次のような手順を踏む必要があります。

  1. MS-DOS起動ディスクの用意(手順1
  2. 起動ディスクに,PCMCIAサービスの起動機能を追加(手順2
  3. 起動ディスクに,LANに接続する機能(LANカードドライバおよびLAN接続プログラム)を追加(手順3
    この過程は,さらにいくつかの小さなプロセスに分かれます。
    1. LANカードドライバディスクの作成(手順3-1
    2. LAN接続プログラムの入手(手順3-2
    3. LANカードドライバおよびLAN接続プログラムをハードディスクにインストール(手順3-3
    4. ハードディスクからフロッピーに必要ファイルをコピーし,若干のファイルの中身を修正(手順3-4

使ったもの

 利用したのは,以下のものです。


 Microsoft Workgroup Connection は,プロトコルとして NetBEUI しか使えません。MS-DOS用のLAN接続プログラムとしては,このほか,LAN Manager と Network Client for DOS というのが Microsoft から提供されていて,この2つは TCP/IP が使えるようです。しかし,どうも使い方がちょっと面倒くさそうだし,LAN Manager を使っている人も実用上はNetBEUIを使うことを推奨されています。だとすれば,Workgroup Connectionで十分でしょう。
 自ノードを共有資源として提供できるかできないか(Workgroup Connection では,自分のほうからネットワークを見ることはできるが他のクライアントからこちらのファイルを利用したりすることはできない)という違いは残りますが,私にはあまり必要ありません。

 この判断ができたのは,前田剛さんのサイトにある以下の解説のおかげです。

 ともかくそういうわけで,今回作成するフロッピーでは,NetBEUI を使うことになります。
 この作業を開始する前に,ネットワーク経由で利用しようとしているパソコンと NetBEUI による接続ができることを確認してください。

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手順1:MS-DOSディスク作成

方法の選択肢

 MS-DOS起動ディスクを用意します。
 これには,大きく分けると2種類のアプローチがあります。

  1. フォーマット時にシステム転送して最低限の機能をもったFDを作り,必要なファイルをそれに追加していく
  2. Windowsの起動ディスク作成機能を利用して作ったものから,不要なものを削る

 inadaさんのサイトにある「ブートディスクの作成 」では,A.の方法が紹介されています。
 高安延匡さんのサイトにある「起動ディスク(DOS)でネットワークアクセス」の「ブートフロッピーディスクの作成」の項では,B.の方法が紹介されています。

 私は,B.のバリエーションとして,Let's noteの「ファーストエイドFD作成」で作ったものを起動ディスクにしました。
 その理由は,ファーストエイドFDに入ってくるEMM386.exeを利用したいからです。autoexec.batにはこのプログラムを起動するときのオプションの記述があり,意味がよくわからないのでそのまま利用したいわけです。
 このプログラムは,起動するプログラムをハイメモリ領域へ読み込むものです。コンベンショナルメモリが少ないと,Windows98のネットワークインストールのときに不都合が生ずることもあるらしい(inadaさんのサイトにある「日本語ブートディスクの作成」参照)ので,これを使ってコンベンショナルメモリを確保しておきたいのです。
 そういうわけで,以下に紹介する方法は,他の機種をお使いの方には役立ちません。inadaさんや高安さんの解説をお読みください。

作成の実際

  1. ファーストエイドFDの作成
    まず,スタートメニューから[プログラム−Panasonic−ファーストエイドFD作成]を実行してファーストエイドFDを作成します。
    2種類のFDを作らされますが,ここでの目的に必要なのは1枚目だけ。これがいわゆるファーストエイドFDです。ファーストエイドFDの作成完了後,画面は2枚目(CD-ROMセットアップ起動ディスク)の作成へと推移しますが,ここで[終了]を押して終了してしまいます。
    ここから,このファーストエイドFDを編集して,ネットワーク接続できる起動フロッピーを作っていくわけですが,以後しばらくの間このディスクを指すときは「特製ブートディスク」と表記します。
  2. 不要なファイル削除
    ファーストエイドFDから,以下のファイルだけ残してあとは削除します。
    MSDOS.SYS
    COMMAND.COM
    EMM386.EXE
    HIMEM.SYS
    IO.SYS
    JKEYB.SYS
    JKEYBRD.SYS
    XCOPY.EXE
    XCOPY32.EXE
    AUTOEXEC.BAT
    CONFIG.SYS
    	
  3. 不足しているファイル追加
    ファーストエイドFD の中に入っていないファイルで,あると便利なものを C:¥WINDOWS¥COMMANDからコピーしてきます。
    XCOPY32.MOD(XCOPYコマンドを実行するため必要)
    DELLTREE.EXE(作業が順調にいけば必要ないものですが,まあ一応)
    MEM.EXE
    	
    この時点で,FDの中身はつぎのようになりました。
    XCOPY32  MOD        53,248  98-06-12  20:01 XCOPY32.MOD
    COMMAND  COM       118,164  98-06-12  20:01 COMMAND.COM
    DELTREE  EXE        24,335  98-06-12  20:01 DELTREE.EXE
    AUTOEXEC BAT         7,548  98-05-14  18:32 AUTOEXEC.BAT
    CONFIG   SYS           226  98-04-20  13:41 CONFIG.SYS
    MEM      EXE        36,930  98-06-12  20:01 MEM.EXE
    EMM386   EXE       136,615  98-06-12  20:01 EMM386.EXE
    HIMEM    SYS        36,647  98-06-12  20:01 HIMEM.SYS
    JKEYB    SYS        22,503  98-06-12  20:01 JKEYB.SYS
    JKEYBRD  SYS         1,494  98-06-12  20:01 JKEYBRD.SYS
    XCOPY    EXE         3,958  98-06-12  20:01 xcopy.exe
    XCOPY32  EXE         3,958  98-06-12  20:01 xcopy32.exe
            12 個            445,626 バイトのファイルがあります.
             0 ディレクトリ       748,544 バイトの空きがあります.
    	
  4. AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSの編集
    AUTOEXEC.BATを,次の記述だけにします。
    @echo off
    prompt $P$G
    path =a:¥;
    	
    CONFIG.SYSにはBILING.SYS,JFONT.SYS,JDISP.SYS,ANSI.SYSについて記述した行がありますが,これらのファイルは削除してしまっているので,それら4行を消します。 すると残るは以下の記述だけです。
    DEVICE=HIMEM.SYS
    DEVICE=EMM386.EXE X=C000-CFFF X=E000-E3FF NOEMS
    BUFFERS=20
    FILES=60
    DEVICE=JKEYB.SYS /106 JKEYBRD.SYS
    DOS=HIGH,UMB
    	

この起動ディスクでできること

 この起動ディスクでは,日本語表示機能を削除してしまったので,これで起動すると日本語は使えません。ただしJKEYB.SYSとJKEYBRD.SYSを残しているので,日本語キーボードの配置をそのまま使えます。

 日本語キーボードと英語キーボードでは,¥(円マーク)や :(コロン),*(アステリスク)などよく使う記号の配置が使うので,この2つのSYSファイルまで削除してしまうと,相当イライラすることになります。この起動ディスクでは,それは避けることができます。

 ちなみにこの3つを,英語キーボード配置になっているときに日本語キーボードで入力するには,以下のキーを押します。

入力したい文字 押すキー
¥ (円マーク。ただし,英語表示になっていると \(バックスラッシュ)として表示) 」(閉じるカギ括弧)
: (コロン) Shift(シフト) + ; (セミコロン)
* (アステリスク) Shift(シフト) + 8

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手順2:PCMCIAサービスの起動機能を追加

起動ディスクに,PCMCIAサービスの起動機能を追加します。

方法の選択肢

 PCMCIAサービスを起動するには2つの方法があるようです。

  1. ソケットサービスとカードサービスの2つのプログラムを起動する
  2. それらのサービスなしに直接PCMCIAサービスを利用可能にするプログラム(ポイントイネーブラとかダイレクトイネーブラというらしい)を起動する

 A.の方法を使うには,ノートパソコンの側がその機能をサポートしている(プログラムが付属している)ことが必要です。
 B.のためには,使用するLANカードに合ったポイントイネーブラを入手する(LANカードに付属しているか,他のカードのものが手持ちのカードにも使える)ことが必要です。
 私が利用したLPC2-Tには,ポイントイネーブラは付いていませんでした。しかし,Let's note(CF-S21)にはソケットサービスとカードサービスのプログラムが付いていました。IBMDSS01.SYSというのがソケットサービス,IBMDOSCS.SYS というのがカードサービスです。この2つは,CF-S21 の初期状態では C:¥Panaapp¥Cdboot¥PCCARD というフォルダにインストールされているはずです。

 ノートパソコンが他の機種で,このどちらの方法も使えない場合には,諦めるしかないのだろうと思います。それでもやりたいならば,ポイントイネーブラが使えるLANカードを購入するしかないでしょう。PLANEX社のENW-3502-TやFNW-3700-Tなどであればポイントイネーブラが付いているようです。

マシンの機種,LANカードの種類ごとの作業手順については,inadaさんのサイトに次の記事があります。

作成の実際

  1. ソケットサービスとカードサービスのファイルをコピー
    これを PCCARDフォルダごとFDにコピーします。
  2. CONFIG.SYSの編集
    コピーが済んだら,CONFIG.SYS を編集します。
    末尾に以下の2行を追加します。
    DEVICEHIGH=A:¥PCCARD¥IBMDSS01.SYS
    DEVICEHIGH=A:¥PCCARD¥IBMDOSCS.SYS
    	
    これにより,起動時にこの2つのドライバがハイメモリ領域に読み込まれます。
    なお,この2つの順番を逆に書いてはいけないようです。
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手順3:LAN接続機能を追加

起動ディスクに,LANに接続する機能(LANカードドライバおよびLAN接続プログラム)を追加します。
そのためには,LANカードドライバとLAN接続プログラムを入手する必要があります。

LANカードドライバディスクの作成

 次のようにして,LANカードのドライバディスクを作成しました。

  1. MELCO のサイトのドライバダウンロードサービス(LPC2-Tのはhttp://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/lan/lpc2-t.html)から lpc2_132.exe と lpc2lm.exe をダウンロードする
  2. lpc2_132.exeをダブルクリックして解凍し,そのままフロッピーディスクに収める
    これがWindows用のドライバ群です。
    フロッピーには「LAN Cardユーティリティ for LPC2-T」というラベルを貼っておきます。
  3. lpc2lm.exeをダブルクリックして解凍する
    これがLAN Manager用のドライバです。
  4. 2.で作ったフロッピーの中に DOS フォルダを作成し,解凍して得たものをそのまま格納する。(単に,Windows 用のドライバと DOS 用のドライバを1枚にまとめておいたほうが便利だろうということで1枚にするだけです。1枚にする必然性があるわけではありません)
  5. DOSフォルダの中に NDIS2DOS フォルダを作成する。そして,MSLANMAN.DOS フォルダの中から,PROTOCOL.INI,LPCA2.SIS,LPCA2.SIS,LPCA2.DOS をコピーして格納し,OEMSETUP.INF というファイルを作成する。(ただし,このフォルダをインストールに利用する計画は後述のように挫折しました。この手順5は無用です)

 これで,ディスク内は次のようになりました。(すぐ上に書いたように NDIS2DOS フォルダは無意味なので,このフォルダの部分は無視して見てください)

A:¥
│  LANCHK.TXT
│  LPC2.SYS
│  LPC982.COM
│  LPC982.INS
│  LPCAT2.COM
│  LPCAT2.INS
│  NETLPC2.INF
│  NETWARE.TXT
│  PCMCIA.TXT
│  README.TXT
│  VER132.TXT
│  WIN95.TXT
│  WIN98.TXT
│  WINCE.TXT
│  WINNT351.TXT
│  WINNT40.TXT
│  
├─DOS
│  │  LANMAN.TXT
│  │  
│  ├─NDIS2DOS
│  │      PROTOCOL.INI
│  │      LPCA2.NIF
│  │      LPCA2.SIS
│  │      LPCA2.DOS
│  │      oemsetup.inf
│  │      
│  └─MSLANMAN.DOS
│      └─DRIVERS
│          ├─NIF
│          │      LPC92.NIF
│          │      LPCA2.NIF
│          │      
│          └─ETHERNET
│              ├─LPCA2
│              │      PROTOCOL.INI
│              │      LPCA2.SIS
│              │      LPCA2.DOS
│              │      
│              └─LPC92
│                      PROTOCOL.INI
│                      LPC92.SIS
│                      LPC92.DOS
│                      
└─WINNT
        LPC2.DLL
        LPC2.SYS
        OEMSETUP.INF

 使っているLANカードがMS-DOSに対応していなければ,そのカードを使うのは諦めて,対応しているLANカードを購入するしかありません。私も,この作業の開始前まではCorega Ethernet PCC-Tを使っていたのですが,これはMS-DOSに対応していなかったのでLPC2-Tを購入したのです。
 Yahoo!オークションで2002年7月13日に落札しました。代金770円,送料(定形外郵便)140円,送金手数料130円で合計1,040円でした。小売店で買っても,今なら1,980円くらいです(2002年7月15日ビックピーカン池袋本店調べ)。
 このカードについては,カタログにもメーカーのサイトのFAQにも「LANマネージャは使えません」と書いてあります。 Workgroup Connectionも LAN Manager も同じLANカードドライバを使いますので,LAN Manager が使えないということは Workgroup Connectionが使えないということになります。にもかかわらず サイトでは LAN Manager 用のドライバが提供されており,このドライバで Workgroup Connectionが使えました。おそらくLAN Manager も使えるはずです(なんといっても,LAN Manager 用のドライバなのですから)。
 「使えません」と明記してあるのがなぜなのかは謎です。

LAN接続プログラムの入手

 Microsoft Workgroup Connection は ftp://ftp.microsoft.com/softlib/mslfiles/mswgcn.exeからダウンロードして解凍しました。
 フロッピーに入れ,フロッピーには 「Microsoft Workgroup Connection Disk」 というラベルを貼ります。

LANカードドライバおよびLAN接続プログラムをハードディスクにインストール

では,いよいよ肝心のところに入ってゆきます。


必要なプログラムをFDに移して完成

 ハードディスクからフロッピーに必要ファイルをコピーし,若干のファイルの中身を修正すれば,それ1枚で自動的にネットワーク接続までやってくれる起動フロッピーの出来上がりです。

  1. 必要ファイルのコピー
    コピーの必要なファイルは以下のとおりだそうです(高安延匡さんのサイトの「起動ディスク(DOS)でネットワークアクセス」の中の「ブートフロッピーディスクへの移設」による)。
    NET.EXE
    NET.MSG
    NETH.MSG
    PROTMAN.DOS
    PROTMAN.EXE
    PROTOCOL.INI
    SYSTEM.INI
    CONNECT.DAT
    WORKGRP.SYS
    DOS_LETS.PWL  <- パスワードリストファイル
    LPCA2.DOS   <- ネットワークドライバファイル
    最後の2つは,私の場合はこうなるという例であって,利用環境によって異なります。
    特製ブートディスクの中に MSWC というフォルダを作って,その中にこれらをコピーしました。
    このフォルダ名は,もちろん何でもかまいません。各種の設定ファイルがそのフォルダ名を正しく反映するようにすればいいことです。
  2. SYSTEM.INI の変更
    フロッピーにコピーした SYSTEM.INI の内容を編集します。ハードディスク上のファイルにアクセスするように書かれているところを,フロッピー上へのアクセスに書き替えます。
    あらかじめ,ハードディスク上のインストール先も,フロッピー上のそれも,どちらも同じフォルダ名(MSWC)にしてあるので,ここでは,C:¥ という記述をすべて A:¥ と変えるだけで済みます。
    変更後の記述は以下のとおりです。
    [network]
    computername=DOS_LETS
    lanroot=A:¥MSWC
    autostart=basic
    dospophotkey=N
    username=DOS_LETS
    workgroup=WORKGROUP
    reconnect=yes
    
    [Password Lists]
    DOS_LETS=A:¥MSWC¥DOS_LETS.PWL
    	
  3. CONFIG.SYS の変更
    もともとフロッピーにあった CONFIG.SYS の内容を修正します。ここでも,C:¥ という記述をすべて A:¥ と変えるだけで済みます。
    変更後の記述は以下のとおりです。
    DEVICE=HIMEM.SYS
    DEVICE=EMM386.EXE X=C000-CFFF X=E000-E3FF NOEMS
    BUFFERS=20
    FILES=60
    DEVICE=JKEYB.SYS /106 JKEYBRD.SYS
    DOS=HIGH,UMB
    DEVICEHIGH=A:¥PCCARD¥IBMDSS01.SYS
    DEVICEHIGH=A:¥PCCARD¥IBMDOSCS.SYS
    devicehigh=A:¥MSWC¥protman.dos /i:A:¥MSWC
    devicehigh=A:¥MSWC¥workgrp.sys
    devicehigh=A:¥MSWC¥lpca2.dos
    LASTDRIVE=Z
    	

  4. AUTOEXEC.BAT ファイルの記述の変更
    ここもやはり,C:¥ という記述をすべて A:¥ と変えるだけです。
    変更後の記述は以下のとおり。
    a:¥mswc¥net start
    @echo off
    prompt $P$G
    path =a:¥mswc;a:¥;
    	
  5. 完成!
    これで「LAN接続のできる起動フロッピー」が完成しました。
    中身は次のようになりました。
    1998/06/12  20:01               53,248 XCOPY32.MOD
    1998/06/12  20:01              118,164 COMMAND.COM
    1998/06/12  20:01               24,335 DELTREE.EXE
    2002/07/20  01:41                  208 CONFIG.001
    2002/07/20  02:12       <DIR>          MSWC
    1998/06/12  20:01               36,930 MEM.EXE
    2002/07/20  01:18       <DIR>          PCCARD
    2002/07/20  01:41                   36 AUTOEXEC.001
    2002/07/20  02:28                  326 CONFIG.SYS
    1998/06/12  20:01              136,615 EMM386.EXE
    1998/06/12  20:01               36,647 HIMEM.SYS
    2002/07/20  02:31                   63 AUTOEXEC.BAT
    1998/06/12  20:01               22,503 JKEYB.SYS
    1998/06/12  20:01                1,494 JKEYBRD.SYS
    1998/06/12  20:01                3,958 xcopy.exe
    1998/06/12  20:01                3,958 xcopy32.exe
                  14 個のファイル             438,485 バイト
                   2 個のディレクトリ          67,072 バイトの空き領域
    	

つづいて,起動フロッピーでLAN接続してWindowsをインストールする作業をおこないます。

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参考になるサイト

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